今週、やっと最低限の家電が届く。
友人ルーリー宅での生活もそろそろおしまい。寂しいような、ほっとするような…。

昨日は部屋もやっとなんとか片付いて、人が住む感じになった。ルーリー夫妻からもらったアンティーク鏡の枠の制作を依頼した彫刻家の友人からも現物が届き、あとは自分でサンドペーパーと塗装で仕上げをするばかり。
1000×800のアンティーク鏡に実家近くの古材屋さんで偶然見つけた9センチ幅の松の幅木で枠を作ってもらったその友人は、学生時代は沖縄の芸大から東京芸大の院に初めて進学できた、いわゆる芸術魂の熱い男。しかし。
仕事がない金もないと嘆くあまり、全く畑の違う仕事に鞍替えしようとしている。私達は、そんな彼をどうにか金が入って技術を生かせる作業に引き込みたくて、現在、とあることを進行中。ルーリー宅で彼の家族と飲みながら話した結果、失敗したときの事が頭をかすめるのか（当然か。）乗り気な私達、私主導で考えてみようと思っている。
でもさー、うまくいったら私が社長になっちゃうよ？いいの？作るのは100％彼なのに？…おいしいぞ。

失業率の高い社会は才能も潰してしまう。それに負けずに芸術を続けるのが才能だといわれたら、ジャンルが限られてしまう。でも、そういう不利なゲージュツでも、エッセンスを抽出して技術の伴った違う形の表現は可能なんじゃないかと思う。利益が出なければ潔くやめる前提で、すこしやってみたい。

あ、私自身の仕事は、今週で美術館のバイトが終わって、そのあと、またイベントの事務局に勤務することになりそう。美術館はフルタイムじゃなかった割に、引っ越しのなんやかんやでなんだか忙しかった。とにかく、良いことたくさん！ありがとうともだち！