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たくさんの道草と、ものづくりの合間の独り言。
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タイトルは Marine Corps Air Station FUTENMA と書く。米軍海兵隊普天間飛行場。通称普天間基地。

今日、普天間基地移設を辺野古案に戻して数日でその決定を下した政権が崩れた。
「遠回りだ。」と思った。
故郷の未来を思う時に、沖縄を日本として考えるのは遠回りだ。感覚的には、「古臭い」にも似ている。日本は、古い。すごく流行遅れでかっこ悪い。
沖縄はある意味 国際的に最先端を生きている。だからこのズレは当然かもしれない。

先週、韓国人の親友に、沖縄はますます大変だ、沖縄の人はかわいそうだ、と言われた。韓国にも米軍絡みの事件事故がたくさんあるが、自国軍を持っていながら米軍に頼らざるを得ないのは、38度線があるからだ、と。韓国とは全く違った事情で沖縄に米軍がある違和感を、彼女は体感としても理解している。

数日前、アメリカの反応が知りたくてミネソタの友人に問い掛けた。
普天間基地移設案「合意」についてのニュースはニュートラルなものだったらしく、
”多くのアメリカ人は基地について知らないと思うし、また、それについて強い意見も持っていないと思う”
と続き、”君はこの合意をどう考えているのか”と締められていた。

良いチャンスだ、と思った。世界の色んな所で、こういうやり取りがたくさんあると良い。その結果、もしかしたら、今まで沖縄のことを知らなかった人達の間でなんとなく話題に上るかもしれない。
沖縄のこと、アジアの米軍のこと、海兵隊という部隊のこと、問題解決にならない県内移設。苦手な英語で綴るのはかなり難しいけれど、コツコツとやってみる。


今 ここにこう書きながら脳裏に浮かんでいるのは、セメントに MCAS FUTENMA と刻まれて赤と黄色に塗られた普天間基地の大きな看板、幼い日、その看板に登っては、眼下に広がる町並みや西の海に沈む太陽を眺めていた自分だ。
基地のある風景が私の故郷だ。生まれた時から見ているそれを私は決して嫌いではない。
しかしこの先は、新しい故郷を作る時代が私にもやって来る。


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HN:
TOBARU SHOKO
性別:
女性
職業:
Creator
自己紹介:


フリーランスのジュエリー作家から調理の世界に寄り道後、アートのクリーエーションに魅了されて現在に至る。
育児支援施設にて親と子を対象とした造詣教室「親子でアート♪」を手掛ける他、下手の横好きで書きモノも少し。
アクセサリー制作は作家の補助、
初心者対象の教室、趣味での制作、など。
ちなみに画像は家宝のPIRELLI Calendar 96 by Peter Lindberghより。
okinawa出身。

                 
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