先述のシュールな黒猫ちゃん発見！公園付近にたぶんお住まいの、お宅を持たないじいちゃんが可愛がっている。通りがかりの女の子に囲まれ、黄色い声の中その子を胸に抱えてご満悦状態だったので、コーヒー缶の真偽は不明。今度遭遇したら確認してみたいけど…どうしよう。


イベントの事務局が昨日立ち上がって、早くもパソコンスキルの低さを痛感しているんだけど、とにかく出来ることをしなくちゃ、と仕事の後にぶらーっと那覇の街を散策して、マックに寄って明日の予習と昨日今日の復習という名のノートまとめを。っていうかね、事務局がなんと住んでる部屋の真上で通勤時間徒歩1分！まっすぐ帰ったらもったいない！だから普通なら通勤に掛かるであろう数十分を散策に費やすことにした。
そのお陰で、今日は念願の！琉球菓子、「ちいるんこう」を手に入れる幸運が！
沖縄に帰ってから何度か本を見ながら自宅で沖縄のお菓子を手作りで作っているけれど、どうしても作れそうにないのがこの「ちいるんこう」。まず、外側を赤く染めたピーナッツのスライスが散りばめられ、祝いの席で振る舞われるこれを食べたのがあまりにも昔すぎて、味を覚えていない。次に、通常は店頭に並ばないので手本がなく、本の写真だけでは雰囲気が理解しづらい。そして極めつけは、実家の本に記された材料も方言で書かれていて何のことだかさっぱり分からない！…ああ、食べ物は恋と同じ、手に入らなければ入らないほど思いは募る。…食感は…ふわっとしてるのか、しっとりなのかサックリなのか？甘みは？砂糖のみのさっぱり？はたまたクリーミー？
正解は、しっとりとふわっとしていてクリーミー、それでいて素朴。口に入れたとたん突いて出る歓喜の言葉”おいしい〜♪”は幸せの証。国際通りにも2店舗ある老舗の新垣菓子店を梯子して限定品の黒糖＆プレーンパックを購入、どっちでも試食して、どれだけ嬉しいかを店員さんに吐露してしまったくらいだ。あ、あとるーりーにも電話したな。


夜の帳が降りてからは市場を歩き、むかしから沖縄にあるお箸を購入。見よ！このおめでたい色合いを！しかも10膳で￥180だ！価格もおめでたいだろう！（後日、スーパーが安いと判明。コープで￥158で売ってた。）？このお箸でご飯を食べると、なんでだかテンションが上がる。昔は嫌いだったなあ。けばけばしいと思っていたんだよね。

お昼はこれも昔からある食堂、「花笠」で取り、琉球〜沖縄三昧の一日だった。

さーって、ゆっくりとちいるんこうでも食べようかな♪箱には、”バターでトーストしてジャムを添えてもよし”とあった。ひーっここに書いているだけでつばが！
半年間恋い焦がれたちいるんこう、今夜、その思いが成就する。

那覇は猫が多い。隣の公園なんて、ちょっと木陰に座ったとたんにわらわらと出てくる。

数日前、アパートの門扉の端っこに、両手に乗るくらいの小さな黒猫の赤ちゃんが横たわっていた。寝ていた、と表現することも出来るけど、あれはたぶん、限界だったんじゃないかと思う。
その子は私が通ると、顔を上げて目やにだらけの目を少しだけ開けて、ニャーと鳴いた。気にしてょ、いるんだょ、そんな感じで。
…ああ。お前を拾うことは出来ないのだよ。
ペットを飼うゆとりは、まだない。
部屋に用事で立ち寄っただけだったので急いでその場を後にして、数時間後。
あの子はどうしてるだろうかとドキドキしながら帰宅したら。

黒猫のあの子はいなかった。
でもその場所に、BLACKと大きく書かれた真っ黒なコーヒー缶が横たわっていた。

…シュール。

やーっとネットが開通！
このアパートでの本格的な生活が始まったのは今週月曜、その数日前からここを更新していなかったのでそろそろ心配する人も…？と思って立ち上げたとたんにやっぱり電話が。
その主、おしゃれ野菜のカホリちゃん。食うや食わずで倒れているのではないかと思っていたらしい…なんだそれ！心配しすぎだっ！

東京を引き払う時に処分した色んな物の中に入っていたパソコンを他人に差し上げたのは、ここではノートPC込みのwifiにして何もかも新しくするつもりだったから。それらをぼんやりとるーりー夫妻と雑談混じりに話していたら、なーんと、ケッサーが超格安でmacを譲ってくれた。いろんなソフトも組み込んでくれて、もう、ばっちりお仕事もできそう。で、WiMAXに加入。どれにしようか迷っていた半月の間にも価格の変動があって、先週一番安かったプランを選択、ルーター？の色を人気色（赤）にしたら少々待たされたけれど、本日到着。3.5時間の充電の後、設定方法と格闘すること1.5時間。ええ〜なんで！？なんで分からないの出来ないの！？そんな時は落ち込む前にエンジニアに電話。…5秒で解決しました。すごいよね。ありがとう技術屋さん！
これで基本的な生活インフラはすべて整った。少しずつ問題が解決されて、だんだん生活空間が出来てきている。嬉しいなあ。

そう、月曜は東京から友達が来ていて、近所の島豚やさんで食事を楽しんだ。せいろで野菜と豚肉を蒸していただくヘルシーな夕餉だった。来月は3組、お友達が来る予定。それも楽しみだなあ。引っ越しパーティーしなきゃなあ。

お隣さんとおしゃべりしてたらこんな時間！
お隣さんについても面白い偶然がある。
それはまた、後日。

今週は、半年振りに本能のままに眠る日とDVDを鑑賞しまくる日を過ごせて調子も整った。
前進あるのみ。

今週、やっと最低限の家電が届く。
友人ルーリー宅での生活もそろそろおしまい。寂しいような、ほっとするような…。

昨日は部屋もやっとなんとか片付いて、人が住む感じになった。ルーリー夫妻からもらったアンティーク鏡の枠の制作を依頼した彫刻家の友人からも現物が届き、あとは自分でサンドペーパーと塗装で仕上げをするばかり。
1000×800のアンティーク鏡に実家近くの古材屋さんで偶然見つけた9センチ幅の松の幅木で枠を作ってもらったその友人は、学生時代は沖縄の芸大から東京芸大の院に初めて進学できた、いわゆる芸術魂の熱い男。しかし。
仕事がない金もないと嘆くあまり、全く畑の違う仕事に鞍替えしようとしている。私達は、そんな彼をどうにか金が入って技術を生かせる作業に引き込みたくて、現在、とあることを進行中。ルーリー宅で彼の家族と飲みながら話した結果、失敗したときの事が頭をかすめるのか（当然か。）乗り気な私達、私主導で考えてみようと思っている。
でもさー、うまくいったら私が社長になっちゃうよ？いいの？作るのは100％彼なのに？…おいしいぞ。

失業率の高い社会は才能も潰してしまう。それに負けずに芸術を続けるのが才能だといわれたら、ジャンルが限られてしまう。でも、そういう不利なゲージュツでも、エッセンスを抽出して技術の伴った違う形の表現は可能なんじゃないかと思う。利益が出なければ潔くやめる前提で、すこしやってみたい。

あ、私自身の仕事は、今週で美術館のバイトが終わって、そのあと、またイベントの事務局に勤務することになりそう。美術館はフルタイムじゃなかった割に、引っ越しのなんやかんやでなんだか忙しかった。とにかく、良いことたくさん！ありがとうともだち！

アパートそばの公園で、ハブが発見されたらしい。

ポストにお知らせが入ってた。

ザッツ沖縄！！　気をつけましょう！！