昨日、帰宅途中のバスの中での出来事。
とあるバス停で乗ってきた若い男性が、突然、叫んだ。

「お前ら、俺に座れっていうのか？は！ファック！しなさりーさや（ぶちのめすぞ！）。
ああそうさ、俺は汗臭いぞ、これが外人のにおいさ、なんで外人がくさいか？精力満点だからさ！メーン！たっぷり食べるからさ！おまえら（俺の臭いが）嫌だったら、外国料理食べるな。英語も喋るな。髪も染めるな、ビッチ！
ああ俺は英語喋れるぜ、なんでか？外人だからな！
日本は米に梅干し。米に梅干し。経済と一緒。アメリカに頼って。デオドラント開発したのもアメリカだぜ。」

一番前の座席に座っていたから顔は見なかった。
振り返りもしなかった。
途中、いらいらもしたけど、発音の良さと内容から、ハーフなんだろうなあ、と推測。
こんなに若い世代でも、ハーフというだけで何かの苦労をすることがあるんだろうか。
アンデンティティを崩壊させるような。
「哀しきアメラジアン」。
そんな気持ちになったけど、今思えばあれってラップかなにかだった？
クスリたくさん摂取してた？
とあるバス停で乗ってきた若い男性の、恐ろしくも哀しい物語。