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たくさんの道草と、ものづくりの合間の独り言。
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先週、唐突に決めて行って来た東北。
実は亡母の故郷が宮城県仙台市。
親子でアート♪の寄付活動だけではなく、
東北は、個人的な繋がりがある地域、とも呼べる場所です。


その東北に、震災以来初めて訪れました。
21日に仙台に入り、
22日石巻、
23日釜石
と回って来ました。

2年余り経った被災地に五感を刺激され、
一言で言うならば、「美しい」体験でした。
それは人間の美しさ、希望。

感じた事を、沖縄に戻った今、
ゆっくりとまとめているところです。

まず、23日の、釜石「創作農家こすもす」さんについて、
書いてみたいと思います。
(以下、こすもす)



岩手県釜石市にある創作農家こすもす。
今夏にwebで拝見し、”遊び場を失った子ども達に公園を”と
手づくりされた遊具や広場に衝撃を受けて以来、
訪れたいと思っていた場所です。

こすもすは、以前は、
宮司でもある代表の藤井さん所有の
畑にこすもすの種を植えたお花畑でした。
農業が難しくな
った事もあって、それなら花を植えよう、と始めたのだそうです。

震災のあと、公園や広場と言える場所の全てが仮説住宅の宅地に取られて、
子ども達の遊び場がなくなってしまいま
した。
それは現在も一切減る事なく、今も子ども達が外で自然と楽しめる場所はありません。
お出掛けしてお弁当を食べ
る公園や、遠足で訪れる場所が、ないのです。

そこで藤井さんは、こすもす畑を公園にしたい、と考え始めます。
でも頭で考える程簡単ではありませんでした。
どうしよう
かと思いあぐねていた頃、
震災の復興支援で関東から来て
いた外国人のグループに宿と食事を
提供した事がきっかけ
となって、現実のものになりました。
彼らは藤井さんの構想を聞くとすぐさま、「僕達で作れます!」と
何度も訪れては、山から木を切り出し、川に流れ
着いた大木を引き揚げ、
手づくりの遊具を創り上げてくれ
たのです。

実は彼らは、世界中から集まったパーマカルチャーの研究者で、
生活排水を浄化して自然に戻す事を農業と結びつけ
る専門家でした。
こすもす畑の一角がまだ田畑である事、
これから農地とし
ての活用も考えている事など、
藤井さんの構想にぴったり
と合う人々だったのです。

彼らの監督の下に作られたこすもすのトイレは、
最終的に
ミミズが自然に戻してくれる浄化槽となっています。
ミミズが創り出す最高の堆肥は、
今後こすもすで作られる
野菜にたっぷりと栄養を与えてくれるでしょう。
彼らが作ってくれた石釜で焼くピザは、子ども達の体験教室に使われる事もあります。
隣接する鉄工所の壁は、中国から通う画家の阿部さんによって、
美しい壁画となりました(11月末に完成予定)。
キッチンは、訪れる方のカフェ以外にも、
週一度、保育園への給食作りを担当しているそう。



こすもすは、子どもだけではなく、大人にも学びの多い、豊かな遊び場でした。
その背景には、想像以上の事情があって、
地域を見て回る
ほどにスタッフの皆様の明るさとは表裏一体の事実を知る事になりましたが、
出会いが新たな希望を生みだすチカラや、
チカラが私のよ
うな旅行者を惹き付ける魔法のような循環を、
五感で体験
したひと時でした。

体験した後は、行動、なのでしょう。
どう動こうか。
この局面で。
こう考えるのも、縁、と私は思います。


この地域・甲子では、渋柿はスモークにして渋を抜きます
見た目はまるで、熟したトマトです。


割ってみても、トマト。そのお味は…
あま〜くジューシーな果肉、ほんのりと香るスモーク…
ぜったチーズとワインに合う!!!
「ぜひブランド化してください!」と言うと、
いままさに
その準備中だとか!


週一でお弁当を届けている保育園からの、感謝状♪
地域のチカラ、地域の循環。



パーマカルチャーのみなさん。


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Profile
HN:
TOBARU SHOKO
性別:
女性
職業:
Creator
自己紹介:


フリーランスのジュエリー作家から調理の世界に寄り道後、アートのクリーエーションに魅了されて現在に至る。
育児支援施設にて親と子を対象とした造詣教室「親子でアート♪」を手掛ける他、下手の横好きで書きモノも少し。
アクセサリー制作は作家の補助、
初心者対象の教室、趣味での制作、など。
ちなみに画像は家宝のPIRELLI Calendar 96 by Peter Lindberghより。
okinawa出身。

                 
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