昨日は熱が出た。今も鼻水が出る。声もおかしいし、目が重い。

金曜の夜は、映画「シリアの花嫁」に感動して以来試したかったアラブ料理を食べに行ったのだが、向かう途中の台風みたいな、訳の分からない豪雨に降られてどうやら身体が冷えたらしい。
元来暑がりのため持っているトップスと言えば露出が高めで（セクシー度は微妙）、それに慣れないスカート、加えてレストランの低めな空調がいけなかったか。それでも、皆　靴も足も絞れるくらいだったにもかかわらず楽しく過ごし、私はというとスカート姿のチェックに余念が無く、フロントのデザインを後ろに持って行った方が素敵であると判明。その方が座り皺も格段に防げる事にも気付き、またしても友人達の偉大さを思い知った。

しかし体調はずんっと落ちて、土曜のランチも、日曜の高尾山行きも泣く泣く諦め、頭をアイスノンで冷やして薬を飲んで就寝、今日は声が男前だけど体調はまずまずだ。

熱が出て来たなあ、と感じた時、ずっと手が付けられなかった親子アートのアイディアが進んだ。昨夏とあるお母さんから依頼された、お風呂で遊ぶグッズについてのもの。

お風呂遊びは、ハードルが高い。
なぜならお風呂場はそれだけで非日常であり、バスタブは子どもには小さなプールで、お風呂必須アイテムの風呂桶や石鹸の泡も、魅惑的なおもちゃになる。手の込んだおもちゃが無くとも十分楽しいのだ。
事実、甥っ子達は空いたペットボトルや洗剤、マヨネーズの容器で何年遊んだことか。

そこに子どもが好きな要素を盛り込んで、リサイクルで簡単に予算内で作るとなれば、これはもう大変なんである。
しかも、お母さんは　”先生なら他に無いものを作ってくれそう”　と仰った！
私が目指す所もそこだから嬉しいけれど全然進まず、結果1年が過ぎようとしている。

アナログなクラフト風味のデザインに行き詰まったら、大抵は”科学的な技術”に救いを求める。お風呂でしかできないお絵かき（友人の体験談から。）、水に反応して色の出る何か（酒なら知ってるが。）。
ちらっと調べたけれど、それらを使うと予算が悲鳴を上げる！これもいつものこと！
だから地道に頭を使う。
そして昨日、熱の最中、ババーッとぎっしりノート2ページ分が一気に出てきた。

ああ、ありがとう神様！！
前に考えたのは前のノートの時だから、どれだけ久し振りなのか！！
絵を実際に起こしてみないとなんとも言えないけれど、熱も悪くないね。

そう、今日の選挙はどう落ち着くのだろう。アイスノンしながら特番でも見るか。