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たくさんの道草と、ものづくりの合間の独り言。
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ご無沙汰しております。

いやいやいや、なんだか忙しく過ごしております。
幸せなことですね〜。

実は昨日、気になる出来事がありました。
週1で通っている市民大学の授業でのことです。
マーケティングについての講義でしたが、
私が食いついたのはそこではなく。

先生のダイエットが気になってしょうがないんです。。。

先生が実践しているのは、
”おかずを単品で食べ切って、炭水化物は最後に”というものらしく。
確かに効果があって1ヶ月で3キロ減ったっていうのだけど。。。

ここで、調理師の端の端くれとして、食文化が気になりました。

アジアの料理は、単品で完成しているものはほとんどありません。
とくにそれは日本で顕著で、
日本の家庭料理は複数の料理が合わさって完成するものになっています。

皆さんも身に覚えがあるはず。
白米に合わせるのだから恋味(あら素敵誤字♪)もとい濃い味に、
とか、今日は麺だからそれに合わせて…とか。

欧米の料理は、お皿の上で味を混ぜ合わせて完成させています。
いわゆるすり潰し、ソースです。
もしくは、それぞれをお皿に取って混ぜます。
片や日本は、「お口の中で混ぜ合わせる」。
食事を提供された側も”調理に参加”するのです。

これは合理的とも言えて、
なぜなら、自分の良い塩梅に調整できるからです。

割烹や料亭のコース料理以外の、
いわゆる口内調理って私は実は素晴らしいと思ってて、
なぜなら、絵の具を組み合わせるみたいに、
自分の感覚で、自分の材料で(唾液)、自分の塩梅で完成させるのは、
発見に繋がると思うのです。

事実、パリにいた時に料理する機会があって、
塩味の豚肉と角煮、若布のサラダ、バケット、チーズって言う
質素だったけどそれを出した時、
お肉と若布が口の中で混ざった時に
違う味に変わるって驚いた人がいました。

じゃあ皿の上で合わせて提供しろよってことかもしれないけど、
日本人的には、それぞれをそれぞれで食べたい人もいる。
だったら自分で考えてね、となる。
家庭料理レベルなら。

長くなったけど、
そういう文化を半ば見ないようにしたダイエットは
心にどうなの?美味しいの?満足できるの?
と思ったのでした。

重箱の隅つつきではありますが、
これって、ビジネス的にはどこか重要なところかもしれないな〜と思ってますw

てなわけで!






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Profile
HN:
TOBARU SHOKO
性別:
女性
職業:
Creator
自己紹介:


フリーランスのジュエリー作家から調理の世界に寄り道後、アートのクリーエーションに魅了されて現在に至る。
育児支援施設にて親と子を対象とした造詣教室「親子でアート♪」を手掛ける他、下手の横好きで書きモノも少し。
アクセサリー制作は作家の補助、
初心者対象の教室、趣味での制作、など。
ちなみに画像は家宝のPIRELLI Calendar 96 by Peter Lindberghより。
okinawa出身。

                 
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