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たくさんの道草と、ものづくりの合間の独り言。
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帰宅途中の電車の中で、友人が友を亡くしたと知った。
ここ最近の友人とのやり取りで出たツール、”手紙”がどう使われていたのかにつていも思い当たった。
あの時、事情を知らない私が返した感想はあれで良かったのか。どう返したのかすら、もう思い出せないのに。


今日は一日中 渋谷にいて、夜はAさんとThemanticsなる学問についてお喋りしていた。言語学のひとつであるらしいこれをNYUCで学んだAさんと、言葉の面白さ、多角的な言葉の検証を自分の体験を素地に語り合っていたら、突然 霰が降り出した。それはどんどん勢いを増し、外に止まったタクシーのワイパーに積もるまでになった。もしかしたらあれも、今月の上旬に降ってニュースになった凍雨だったのかもしれない。
店を出るタイミングを逸した相席の女性とアイスランドの火山やこの季節について話していたら、霰を眺めていることがなんとなく楽しくなってきた。
地球は生きている。そしてそれを眺めている私たちも、間違いなく生きている。


人生は、退屈だろうか?人生は、平凡か?
平坦で、溜息の出る、変わり映えのしない毎日…?

人生はいつも試している。時には何がしかを突きつける。違う角度から事柄の裏を見てみろと囁く。
人生は、常に”思考”することを要求している。何をどうしたって、人は生きる。だから考える。それを私は人生と呼ぶ。昨日と同じ今日はない。

人生を思うのは、神様を思う感覚にほんの少し似ている。でも、神様は人を試したりしない。そんなに暇じゃない。神様がもし、私たちに要求することがあるとしたら、それも”思考”することではないかなと思う。
そして”思考”は、人が人に与えることだってある。時には自らの命をもって。


帰宅後、自分のおっちょこちょいでトイレの床を水浸しにしてしまった。
四つんばいになって、床の柄を拡大したり歪曲させたりするその透明な液体を拭き取りながら、もし友人ならこの液体に雫を加えるのだろうか、と、ふと思った。
その時から液体は泪になった。拭き取る手は祈りだ。そして布から絞られて流れていく水は、許しだ。

時間が全てにナシをつける。つけられるとそう信じているよ。




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HN:
TOBARU SHOKO
性別:
女性
職業:
Creator
自己紹介:


フリーランスのジュエリー作家から調理の世界に寄り道後、アートのクリーエーションに魅了されて現在に至る。
育児支援施設にて親と子を対象とした造詣教室「親子でアート♪」を手掛ける他、下手の横好きで書きモノも少し。
アクセサリー制作は作家の補助、
初心者対象の教室、趣味での制作、など。
ちなみに画像は家宝のPIRELLI Calendar 96 by Peter Lindberghより。
okinawa出身。

                 
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