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たくさんの道草と、ものづくりの合間の独り言。
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いただき物の国産インスタントカメラを持っている。かなり古く、とても大きな代物で、撮影するときに三角形にボディーを広げるその機構が面白い。脚立やイーゼルを立てる工程に似ていて、ほら撮るよー、見て見てすっごく大げさでしょー、それ、ガッチャン。やる気にさせられる。形に負けず劣らず音も派手で自己主張が強い。そんな姿に、かつては贅沢な遊び道具だったんだろうなと思う。
最近もまた2台、インスタントカメラをもらった。先週引っ越した珍友から渡された、新居第1弾の”しょうこ袋”に入っていた(*1)。
こちらはポラロイドとチェキだ。ポラロイドは2008年にフィルムが生産中止になってまた注目を集め、それまで興味が無かった人もポラロイドで撮り始めたりする不思議な逆行現象が起こっていた。私も”良いなあ、あの味な感光”と改めて思ったけれど、国産用のフィルムですら高価でなかなか撮影しないのにポラロイドは無理。と思っていた。のに…今、手元にそれが。いつか撮らねばなるまい。
チェキは、実はずーっと欲しかったカメラだ。
親子アートの講座で、参加してくれる親子の写真を撮って毎回プレゼントしたいという思いがあった。作品にその時間を落とし込んだ写真を付けて思い出にしてもらいたかった。すんなり買えば良いんだけど、講座の収入に見合わないことはしたくなかったし、持っている国産カメラではフィルムだけで足が出てしまうし、デジカメで撮ってその場でプリントアウトする…と言うのも一度やってもらったけれど二度は頼めないなあという感じで、この思いは封印していた。そこにやって来たのだ、念願のチェキが!

長く放っておかれたのか電池が液漏れしてガチガチに固まっていて、新しい電池にしても動かない。固まった液を取り除いてもダメだ。しかしそこは私。どうにかする術をなんとなく知っている。珍友も、そんな私だからこそ捨てずにくれたんだし、チェキだってそこを頼って生き延びたはず。諦めちゃかわいそうだ。丹念に掃除を重ねて、何度目かのスイッチ、オン。これでダメなら解体だな、と思ったその時。…入りました、電源。
…うれしい。地味に、でも激しくうれしい。

チェキと一緒にもらった年代物のフィルムで早速撮影開始。何枚か真っ白だったけれど、思ったよりも味わい深い写真が撮れた。やっぱりインスタントカメラは独特の面白さがある。見ていた風景とは全く違ったどこか記憶に引っ掛かるアナログな画像が手に入る。今撮ったのに既に懐かしい色合いが、オートマチックなのに自分で操ったかのような満足感が、面白い。
これで次回のアートからは、皆さんに写真をプレゼントできる。
それを思っただけで、楽しくてしょうがない。

そうだ。私の名前はしょうこだから、
”しょうこの「しょう」は、「しょうがない」の「しょう」。”って兄弟に囃し立てられたっけ。

良いじゃないのしょうがなくっても。楽しいことは、しょうがなくてしょうがないのだ。
楽しいんだから。


*1しょうこ袋/珍友セレクトによる何がしかをまとめた袋。しょうこ救援袋とも言う。主に仕事上手に入ったブツで構成される。



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HN:
TOBARU SHOKO
性別:
女性
職業:
Creator
自己紹介:


フリーランスのジュエリー作家から調理の世界に寄り道後、アートのクリーエーションに魅了されて現在に至る。
育児支援施設にて親と子を対象とした造詣教室「親子でアート♪」を手掛ける他、下手の横好きで書きモノも少し。
アクセサリー制作は作家の補助、
初心者対象の教室、趣味での制作、など。
ちなみに画像は家宝のPIRELLI Calendar 96 by Peter Lindberghより。
okinawa出身。

                 
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